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「山形五堰」のゆるキャラが誕生しました!

2023年8月19日(土)、山形市内を流れる「山形五堰(やまがたごせき)」のゆるキャラを作る小学生向けのイベント「「山形五堰」のゆるキャラを作ろう!」を開催しました。

 

「山形五堰」とは、山形市内を流れる笹堰(ささぜき)・御殿堰(ごてんぜき)・八ヶ郷堰(はっかごうぜき)・宮町堰(みやまちぜき)・双月堰(そうつきぜき)の5つの堰(用水路)の総称で、江戸時代の1624年(寛永元)に、山形藩主・鳥居忠政(とりいただまさ)が整備したとされています。山形大学小白川キャンパスの周囲にも、「山形五堰」の一つである笹堰が流れています。本イベントは、2024年で「山形五堰」が誕生からちょうど400年を迎えるにあたり、その存在を広く知ってもらうために企画したものです。

 

当日は、「山形五堰」の歴史や5つの堰の特徴を学んだあと、実際に大学の周囲を流れる笹堰を見学し、イメージを膨らませました。そして、それぞれの堰の名前や特徴が一目でわかるようなゆるキャラのデザインに取り掛かりました。イベントの終了後、小学生の沼澤佳歩さんの作成したデザインをもとに、山形大学地域教育文化学部1年・芳賀日和さんがゆるキャラを完成させました。誕生したゆるキャラをここで紹介します。

 

 

 

笹堰(ささぜき)のゆるキャラ:梅笹(うめささ)おじさん

【モチーフ】

梅花藻(ばいかも)

【特徴】

きれいな水でしか生育しない、珍しい水中花である梅花藻のおじさん。ただのおじさん。なんと笹堰にいっぱいいる。

 

御殿堰(ごてんぜき)のゆるキャラ:うなな姉妹(しまい)

【モチーフ】

七日町の「七」・霞城公園の桜・ウナギ

【特徴】

御殿堰の水で養殖されたウナギの姉妹。長い方がお姉さん。七日町の「七」の形をしており、霞城公園に咲く桜の色と同じピンク色をしている。性格もおだやかでケンカをしない。

 

八ヶ郷堰(はっかごうぜき)のゆるキャラ:八之介(はちのすけ)

【モチーフ】

八ヶ郷堰の「8」

【特徴】

船町・中野・陣場・人馬新田・吉野町・江俣・鮨洗・内表の8つ村が使用した八ヶ郷堰の「八」から、からだは8の形をしている。八之助の大好物は雪。冬は、雪をたくさん食べるのでからだが大きくなる。

 

宮町堰(みやまちぜき)のゆるキャラ:宮町(みやまち)めんこい

【モチーフ】

コイ・そば・ラーメン・水車

【特徴】

宮町堰の水で養殖されたコイ。宮町堰では、水車を利用した製粉業が盛んだったことから、背びれは水車、ヒゲはそば、尾びれはラーメンになっている。そばとラーメンをよく食べる。「めん」と「コイ」をかけて、「めんこい」となった。

 

双月堰(そうつきぜき)のゆるキャラ:障子(しょうじ)の障(しょう)ちゃん

【モチーフ】

障子紙・大豆・双月堰の「月」

【特徴】

からだは、双月堰が設けられた双月村で作られた障子紙でできている。からだの左側には月が見える。双月村がある鈴川地区では、みその生産が盛んであったため、目と手足は大豆になっている。水に濡れて破れてしまった障子紙は、みそを食べることによって復活する。

 

 

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